無名の吹奏楽部をわずか5ヵ月で全国へ導いたカリスマ先生の指導方法

テレビ朝日「天才キッズを育てた達人大集合!子供が劇的に伸びるツボ全部教えますSP」で転勤したばかりの吹奏楽部の無名高を僅か5ヶ月で全国区にまでのし上げたカリスマ先生の手腕を紹介していました。

福岡県の名門:精華女子高校で36年間吹奏学部顧問をつとめ吹奏楽の甲子園:全日本吹奏楽コンクールで金賞を10回。この吹奏楽部でCDを発売すれば日本ゴールドディスク大賞を受賞するなど吹奏楽界ではとても有名な人物。それが今回子供を伸ばすツボを教えてくれたカリスマ教師:藤重先生です。

藤重先生は定年退職後に総監督として新たに就任したのは吹奏楽部としては無名の長崎市の活水高等学校・活水中学校だったのだが、そこを藤重先生、就任わずか5ヵ月にして部を全国大会に導いてしまった!

この奇跡の裏には子育てや会社で使える、やる気を劇的にアップするツボが隠されていた!

生徒の「担当係」を100個作る

担当係を100個つくる。トラック係(荷物の積み下ろしを指揮する)、即レコ係(演奏を録音するアプリの操作)、接待係(講師の方、外部の方にお茶を出す)、誕生日係(誕生日のお祝いを盛り上げる)、そしてこんな係まで。先生の血圧係(血圧を測って薬を飲ませる係)・・・。

なんでこんなに係を作るのか。自分の居場所があるのが大事。皆のためにやっているという事が自分の自信につながる。全員に役割を与え運営にかかわらせる事で居場所を与えると生徒のやる気がアップする。ちなみに係が生徒たちが自ら決めたもの。

生徒はどう思っているのか。一人一人の仕事があったほうがやりがいがある。保険係)。この部活のメンバーとしてやっているという自覚が持てる(管理係)。

挨拶に必ず「一言」を付け加える

「○○さんおはよう。元気ですか?体調どうですか?だいぶ吹けるようになりましたか?」「△△さんおはよう。あなたレポートの漢字が間違ってたよ。笑える字を書いてたよ。ワハハハ。」

これを160人の部員一人一人にやっている。挨拶だけじゃなくてしゃべることが大事。この子のこと、あの子のこと「あなたを見ているよ」という想いが伝わり生徒のやる気がアップ。

先生自ら「学ぶ姿勢」を見せる

様々な演奏を鑑賞させる通称「藤重劇場」。ハイレベルな演奏を聴かせ刺激を与える。そして藤重先生自身が指揮を教わっているレッスン風景の映像も。つまり先生自ら学ぶ姿勢を見せる事。映像は藤重先生がレッスンの講師から細かく指導されている様子が生徒の笑いを誘っていました。

楽器は使わず「歌って練習」する

他に藤重先生が取り入れたのが楽器は使わず歌って練習する事。歌えない人は楽器をひけない。楽器は音を出すだけで大変。正しい音程で歌うことができれば楽器でも美しいハーモニーを演奏できる。音痴の人はいない。耳(音程)のトレーニングができていないだけ。歌が上手くなるツボとして動揺などの簡単な歌を練習することで音程のズレに気づきやすくなる。

楽器より簡単な歌で練習することで正しい音程が得られると同時に音楽を楽しいと感じることができやる気がアップする!

さらにリズム感を鍛えるために行っているのが体を使った簡単なダンス。難しい演奏もリズム感が鍛えられ楽器や歌が上達する。

【管理人の感想】

いかがでしたでしょうか。これらの指導方法で輝かしい実績を実際に作ってこられたという紛れもない事実。子育てに、会社の部下のスキルアップに何か活かせたらいいですね。