今回も『相葉マナブ』出張野菜塾での美味しい野菜の見分け方シリーズです。テーマはアスパラとニラの上手な選び方。教えてくれたのは杉本青果店の杉本晃章さん。見るべきポイントが似通っていますので一度に紹介していきます。
アスパラは太い方がうまい
この時期メキシコからアスパラがいっぱい来ている。今の時期は外国産のほうが旬。日本の路地のアスパラは5月から6月にならないと出回らない。
「アスパラは1株から大体10年ほど収穫できる。最初の2~3年は細いのばかりになるが5~6年ものになってくると太くてうまくなる。太い方が固そうに感じるが実は細い方が筋っぽい。」
他にアスパラの見るべきポイント
他にもカリスマはアスパラのここを見ているという。
茎はグリーンが鮮やかなほどいい。そして穂先は紫のほうがいい。紫なのはアントシアニンが載っている証拠。アントシアニンはポリフェノールの1種で寒さに当たると紫色に変わる。
穂先はつぼんでいた方がよい。曲がっているのは問題ない。むしろ穂先の曲がりは露地栽培で風の影響を受けるから曲がる。曲がっている方がストレスがかかり、アスパラは厳しい環境下の方が美味しくなる。
ニラは今が旬
ニラはスタミナ食だから夏が旬の感じがするが、実は今が旬。この時期が1番柔らかくて美味い。
野菜のカリスマはニラのここを見ている
ではカリスマはニラのどこを見て選んでいるのか。
「細くて長いニラと太くて短いニラならどちらを選ぶべき?」
答えは「葉が太くて幅の広いもの」がうまい。
実はニラは株になっていて1年間に何回も収穫できる。そして切るたびに硬くなってくる。だから最初に収穫した「1番ニラ」がやわらかくおいしい。1番ニラは背丈が高くならない。ニラは細くなるほど長くなるという特徴もある。従って短くても太いものを選ぶのが良い。
ニラとアスパラは同じで細くなるほどスジっぽい。
ニラのカリスマレシピ「ニラ玉炒め」
ニラのおいしい食べ方を杉本さんが紹介してくれました。
用意するもの
- ニラ
- たまご
- 塩
- しょうゆ
- みりん
- 鶏ガラスープ
3等分位の長さにカットしたニラをボールに入れ溶き卵と混ぜる。そして調味料も一気に全部いれるて軽くかき混ぜる。熱したフライパンでサーっと炒める。卵が焼けたらもう完成。
まとめ
- アスパラもニラも太いものを選ぶべし
- アスパラの穂先はつぼんだもの、茎は鮮やかなグリーン、穂先は紫がよい。
- ニラは1番ニラがうまい。見分け方は太くて短いもの。
【管理人の感想】
管理人はアスパラもニラも大好きです。スーパーの売り場で「細くて長いもの」と「太くて短いもの」があったら、このポイントを知らなかったら結局のところの体積が多いものを選んじゃいそう。勉強になりました。