暖冬と言われる今年の冬ですが12月に入り本格的な寒波がやってきました。テレビ朝日の羽鳥慎一モーニングショーで冷え対策を紹介していました。
解説してくれたのは「冷え」のカリスマこと東洋医学研究所付属クリニック川島 朗先生。
体温が1℃下がるとどうなる?
- 免疫力が低下する
- 基礎代謝が13%低下する
よって風邪などの感染症にかかりやすくなる。免疫の細胞そのものの動きが悪くなってしまうのでバクテリアとかウイルスを処理する能力が落ちてしまう。先生によると平熱が34℃台の人もいる。急激に体温が下がるわけではないが、ずっと寒い状態にいると下がってしまう。
「冷え」で体の中はどうなってる?
- 血流悪化→血液ドロドロに
- 脂肪が固まり老廃物がたまる
これは肩こり、頭痛、おなかの不調といった症状が出てくる原因となってしまう。
「冷え」ているかどうかのチェック法
簡単なチェック法を紹介していました。耳を折りたたんで痛いかどうか。少しは痛いが中には飛び上がるほど痛い人もいる。そんな人は血流が悪いからで「冷え」がある人。
筋肉が大事
冷えに対して血流以外に大事なのが筋肉。筋肉を動かすと熱が生まれる。便利な社会になり運動不足が原因で若い人にも「冷え」がある人が多くなった。
「冷え」を防ぐ全身ポカポカのポイント
- 首を温める
太い血管がある→熱が血液により全身に運ばれる。首用のカイロもよいが無ければマフラーやショールで覆うのでも良い。
- 太ももを温める
下半身の中で最も大きい筋肉。熱産生の7割は基礎代謝。そしてその最大の産生器官が筋肉。大きい筋肉をひざ掛けで温めるとよい。先生は湯たんぽを置いているとのこと。カイロもgood。
- 仙骨(お尻の上あたり)を温める
多数の血管が集中している。熱を運ぶのは血液。ここにカイロを貼るのもよい。
ちなみに手足をカイロで温めても血流が少ない部分なので体全体を温めるという意味では効率が悪い。
パネラーからの質疑応答
- 最近、手足が冷えて寝にくくなっている。
→寝るときは身体の中心にある熱を手足などの末梢に逃がし体温を下げて眠りに入る。寝入りばなの子供の手足が温かいのはそのため。手足が冷たい人は血流が悪いからであり熱を逃がしにくい。従って眠りにくくなる。
- 手が冷たい時、首に手を当てて温めていた。
→逆効果。逆に大事な首を冷やしてしまっている。手より首が大事。
【管理人所感】
ドラッグストアには手首カイロ、首元カイロなんてのもありますね。手足が冷たいのはつらいけど、体を冷えから守る観点でみたら首、腰、ふとももなんですね。勉強になりました。