サッカー日本代表の吉田麻也選手もこの指導によりプレミアリーグで足の速い選手ランキング第8位になったほどだとか。テレ朝系の名古屋テレビで特番「子供が劇的に伸びるツボ全部教えます」で劇的に早く走れるようになる方法を放送していました。そのツボを教えてくれたのはかつてご自身が短距離でオリンピックにも出場しサッカー日本代表にも走りを教えるフィジカルトレーナー杉本龍勇氏。
番組では走るのが得意でない11歳の少年に1時間の指導でどこまで足が速くなるのか番組内で検証していました。
指導前の50m走タイムは9秒28。さて1時間の指導でどこまで早く⁉
杉本トレーナーが教えてくれたポイントは次の3点。
腕→こぶしが○○の高さ!
こぶしが目の高さに来るまで腕を振ろう!
腕をちゃんと使わないと早く走ることはできない。腕を振ることによって全身の力で走ってあげる。速く走るためには前に出すこぶしが目の高さまで、後ろの腕は肘を肩の高さまで上げて大きく振ることが大事。正しい腕の振りで全身を使って走れるようになる。
腕を使う感覚を覚えさせる
ではどうしたら腕が振れるようになるのか。鉄棒にぶら下がるとか、うんていをさせるとか腕にも力が入るような運動をさせるとよい。
バランス→○○で鍛えよう!
けんけんでバランス感覚を養おう!
走るにしても歩きにしても両足が地に着いている局面はほぼない。必ず片足だけで自分の体重を支えていく。走るのに大事なのは片足でのバランス。しかし最近はけんけんができな子が多い。片足でのバランス感覚を養うのにけんけんは効果的。
姿勢→○○て走ろう!
「気を付けして!まっすぐ前を見て!」「ずっとそこ見ていくよ!」
姿勢を良くするために一点を見つめて走ろう!
杉本トレーナーいわく、正しい姿勢で走るのが大事。上半身が揺れてしまったりすると推進力に悪影響を及ぼす。目線の高さをキープしていれば正しい姿勢を維持しやすい。
正しい姿勢の作り方
- 足を揃えて立ち腕を真上に上げる。その時腕は耳の後ろにくるようにする。
- 目いっぱい上に伸ばしたら伸ばしたまま左右におろす。猫背にならず胸をはったままのこの姿勢で走るのが重要。
さて、走るのが苦手という前出の小学生、1時間のトレーニングで足はどのくらい速くなったのか。再度計測したところ・・・
9秒28→8秒53!
見事に早くなりました!
検証の少年もうれしそうです。
まとめ
- 早く走るには腕の振りが大切。前に出すこぶしは目の高さまで。後の肘は肩の高さまで。
- 走るバランス感覚はけんけんで鍛えられる。
- まっすぐ前を向いて走る。
かけっこが苦手なお子さんをお持ちの親御さん、まずはけんけんから試してはいかがでしょうか。