眠れない方に朗報!専門医が勧める快眠法

「あなたに国の快眠法は?」

こんなテーマで世界各国の快眠を得るための方法を外国人にアンケートし、その中から専門医が効果のあるなしをジャッジする内容を日テレの百聞!ザ・ワールドで放送していました。

  • 馬乳酒を飲んでリラックスする(モンゴル)
  • どんなに寒くても窓をあけて寝る(オランダ)
  • カレーの香りを寝る前にかぐ(スリランカ)
  • 窓(外)を向いて寝るのは良くないと言われるので内壁のほうを向いて寝る(マレーシア)

などなど、他にも世界にはホントにそんなことを?と思うような様々な風習がありますが専門医が認めたのはたったの4つ!

全裸で寝る

スイス、アルゼンチン、アメリカ、ネパールなど世界15ヶ国の外国人から回答があたようです。日本睡眠学会の坪田医師によると人間は眠ると体温が下がる。日中に使っていた脳や筋肉がオーバーヒートしないようにメンテナンスする事が睡眠の目的である。裸で布団に入れば早く体温が下がり効率的な睡眠につながる。

羊の数を数える

イギリス、アメリカ、オーストラリアなどから回答。坪田医師によると英語で羊をSheepと書く。睡眠はSleep。語感がとてもよく似ているので、Sheep(羊)‥Sheep‥Sheep‥と数えているうちにSleep(眠る)‥となり自己暗示をかけることになり眠りやすくなると言われている。

ちなみに中国では眠る(スイジャオ)と、水餃子(スイジャオ)なので水餃子を数えるのだとか。

しかし調べてみると羊をSheepと呼ばない英語圏外の国でも羊を数えていた。実は脳は一つの事しか処理できない。嫌な事があって悩んで眠れないときに羊に集中することで嫌なことが浮かびにくくなってくる。そして単純作業を繰り返すことによって眠りにつくのだそうです。

抱き枕を使う

ベトナム、カンボジア、タイ、シンガポールなど東南アジアから多く回答。

抱き枕を抱くことで空間ができる。風が通りやすくなり汗の蒸発が盛んになり体温が下がりやすくなるので抱き枕を抱くのは一理ある。姿勢も安定し楽に寝られるという意味でも効果がある。

コーヒーの香りをかぐ

飲むとカフェインのため目が覚めてしまうが香りだけなら催眠効果のある物もある。コーヒーの香りはアルファ派を増やしリラックスさせる効果があるとの研究結果がある。ただしコーヒーの種類によって効果に差があり、良いのはグアテマラ、ブルーマウンテンの2種のみ。他の種ではアルファ派を減らすこともあるのだとか。

直前にすると睡眠に良くないことは、本を読む・お風呂に入る・歯を磨く、のうちどれ?

いけないのは歯磨き。歯磨きから1時間半くらいあければ大丈夫。歯肉を刺激すると目が覚める。冷たい水の刺激はメラトニンという睡眠ホルモンを減らしてしまう。食事自体も寝る3時間前に終わっていた方がいい。

食べると眠たくなるのは事実だが消化している間は眠りが浅くなり睡眠の質が下がる。直前の入浴もよくない。直前なのが良くない。人間は体温が下がってくると眠くなる。風呂の直後の体温が高いまま布団に入ると布団が温まり寝つきが悪くなる。体温が下がってから布団に入るのがよい。

なんだか風邪の治療の時は湯冷めしてはいけないというし、眠りの質を良くするためには体温が下がってから寝るのがよいというし、風呂と睡眠の関係はなかなか難しいですね^^;)

1分間で眠られる話題の呼吸法

「4-7-8呼吸法」というものを紹介していました。提唱しているのはハーバード大学出身アンドルー・ワイル博士。次の要領で呼吸します。

  1. 息を吐き切る
  2. 4秒間かけて鼻で息を吸う
  3. 7数える間息を止める
  4. 8秒間数えながら口から息を吐く

これを繰り返すのだそうです。ポイントはゆっくり腹式呼吸をすること。手足の血流が良くなって熱が放散され体温が下がりやすくなるので眠り易くなるんだとか。

まとめ

  • 人は体温を下げて睡眠に入るので全裸で寝るのは有効。
  • 羊を数えると眠れるというのは本当。
  • 抱き枕はその隙間が体を冷やすので有効。
  • コーヒーの香りが銘柄によっては有効
  • 直前の睡眠や食事、歯磨きは睡眠の質を下げる。
  • 1分間で眠れる話題の呼吸法の紹介。

睡眠に悩んでいる方、今日からぜひ試してみて!

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