48歳皮膚科医が若返る紫外線対策で肌年齢22歳に。

羽鳥慎一のモーニングショーで紫外線対策について特集していました。教えていたのは紫外線と肌のアンチエイジングに詳しい北出病院顧問の日比野佐和子先生。老化の8割は紫外線が原因と言われる。「皮膚科医なのに紫外線対策を全然していなかったので、これはもうやらないといけないと思って」と40歳から取り組み始め48歳の現在では肌年齢22歳に若返り成功したという。

晴れよりも薄曇りが危険

「今日は曇りなのでなにもせずに出てきました」

「いざシミが出てくるともうちょっと若い時からやっておけばよかったなって」

街の女性からこんな声が聞こえていますが‥‥。

紫外線は年中降り注いでいるが特に5月から強くなり7月が最も強い。さらに時間帯では午前10時~午後2時が最も強い。そして注意したいのが、″晴れよりも薄曇りが危険”ということ。薄曇り”も”ではなく、薄曇り”が”危険。快晴にくらべ紫外線の量は80~90%になるのだが、うすい雲による散乱光により紫外線が強くなることもある。雪の上でも散乱光でやけてしまうのと同じことなんだそう。

間違いだらけの紫外線対策:朝食編

日比野先生が「紫外線対策に限った条件」で次の朝食が〇か×かを判定をしていました。

  • オレンジ × ソラレンという成分が紫外線を吸収しやすくなる。摂取から2~7時間で日焼けを招く。ビタミンCを考えたら美容には良いが紫外線には×。
  • グレープフルーツ × 同じくソラレンで。
  • いちご 〇 ビタミンACEという抗酸化作用をもつビタミンが豊富
  • トマト 〇 βカロチン、リコピンが紫外線対策によい。
  • キュウリ × ソラレンが入っている。
  • ヨーグルト 〇 腸内環境を整える乳酸菌が免疫力をあげ肌のバリア機能も高めると注目されている。
  • グリーンスムージー × 美容にはいいが、紫外線に対してはソラレンが理由でNG。
  • 鮭 〇 オメガ3が多く、アスタキサンチンの抗酸化作用がよい。皮の部分にあるコラーゲンが肌のバリア機能にもよい影響。
  • カレー 〇 クミンという成分に抗酸化作用がある。
  • ドーナッツ × 酸化という言葉があるように糖化という老化反応があり、より紫外線のの影響を受けるようになる。

紫外線対策は目を守れ!

日傘や帽子で紫外線を防いでいるつもりが、実は充分ではなかった。地面からの照り返しで目が焼けてしまう。そして「目から紫外線が入ると肌も焼けてしまう」ということが分かってきた(動物実験)。

  • 目に紫外線のダメージを受けると脳が危険信号を出しメラニンを生成させる。
  • 真昼よりもダイレクトに目に入りやすい朝・夕も要注意。
  • 目から紫外線が入ると疲労の原因になる(自律神経が緊張状態)。マラソンの選手がサングラスをしているのは、実は紫外線による疲労を防ぐため。
  • 目の紫外線対策と言えばサングラス。ただしサングラスは黒などの濃い色はNG。暗い色のサングラスでは瞳孔が開いてしまう。瞳孔が開けば紫外線をより取り込んでしまう。朝夕は陽が低いので開いた瞳孔から紫外線が入る可能性が高まる。一番いいのはUVカット加工された透明なサングラス。

街の質問に答えていました

  • 頭皮も外線ダメージを受けるの?

→頭皮は体の中で一番紫外線ダメージを受ける。朝シャンプーはNG。寝ている間に頭皮を守る膜が再生される。それを落としての外出は避けたい。

  • 室内の紫外線対策は必要?

→窓ガラスを通して80%の紫外線が室内へ入ってくる。UBカットガラスであればよいが普通はそうではない。その場合紫外線カットのカーテンなどで対策。

  • 紫外線対策に強い服はあるの?

→ポリエステルの服が紫外線に関しては〇。ただしポリエステルは通気性が良くないので綿との混合素材がおすすめ。

  • 家で簡単にできる紫外線対策はあるの?

→3日に1回10分間。41℃の湯船につかる。合間の日はぬるめのお湯かシャワーだけ。こうすることでヒートショックプロテインといって肌の修復力が高まる

紫外線、排除しすぎると逆に大変な問題に。

紫外線にはこんなメリットも。

  • 体内でビタミンDを生成させる

ビタミンDは強い骨を作るのに必要。従って紫外線が不足しすぎると骨粗鬆症になる恐れも。そならないためにはこの時期「手のひらを太陽に5分間」かざすことで最低限の紫外線を吸収できる。手のひらはメラニンが少ないので効率的。

まとめ

  • 肌の老化の原因の8割は紫外線が原因。
  • 薄曇りでも散乱光があるため油断できない。
  • 朝食ではソラレンを含むものを食べないほうがよい。
  • 目から入る紫外線でも日焼けしてしまう。
  • サングラスはUVカット加工された透明なものがおすすめ。
  • 紫外線を遮断しすぎると強い骨が作られないのでやりすぎも注意。

【管理人の感想】

番組で解説していた日比野先生は確かにお若く見えました。30代といっても信じてしまえるくらいでした。42歳のころの写真も出ていましたが、UV対策で”老化を止める”ではなく確かに若返っていました。目から入る紫外線が疲労の原因になるという部分、自身の美容に関心のない管理人にも興味深い話でした。