バイキングやビュッフェで食べ過ぎない方法

料金が決まっているんだったら食べなきゃ損!ってことでバイキング・ビュッフェ形式の料理はついつい食べ過ぎてしまいますよね。食べ過ぎが心配でパーティーが楽しめない方に役立ちそうな解消法をCBCテレビ「開運!ダメダメ脳撃退ツアー」で紹介していました。

脳の働きを分析すれば食べ過ぎを防げる

脳のある癖が食べ過ぎに関係しているのだとか。

食べ過ぎ芸能人として今回ツアーに参加したのはフォーリンラブのバービー、キャイーンの天野ひろゆき氏、著述家の湯山玲子さん、タイムマシーン3号の関太氏の4名。4人の共通点といえばちょっとポッチャリさんなところ。

一方で4名の食べまくりツアーの様子から食べ過ぎを防ぐためのアドバイスをくれるのは脳科学者の加藤俊徳先生と管理栄養士の浅野まみこ先生。この二人の専門家が4名のおデブ行動を別室から観察し誰もが持っているダメダメ脳を分析・解説してくれます。はたしてどんなところがダメダメ脳なのでしょうか。

回転寿司でダメダメ行動をチェック

最初にやってきたのは回転寿司。ワイワイはしゃぐ4名にいろいろと見えてくるダメダメな行動の数々。ここで加藤先生・浅野先生から指摘されたダメダメ項目は以下の通り。

  • 入るなり注文。今逃すと無くなる・・・と、次々と皿をとってしまう。目の前の刺激に負けた無意識な行動。
  • 食べ終える前から次のネタを考えてしまう。衝動が止まらない。
  • いきなりお酒を注文する。お酒は判断力を鈍らせる。食欲の抑制が効かなくなることも。
  • 店員さんからネタの情報を仕入れたものは全部頼んでしまう。耳からはいる情報に弱く、情報で食欲を増幅させてしまう。
  • 一通り食べたあとマヨネーズ系を続けていくつも注文する。同じ味が続くと脳は違う味を求めるという脳の習性。
  • 緑茶を飲まず欲望のまま食べ続ける。暖かいお茶は食欲が落ち着かせる。
  • オリジナルの盛り付けをして遊び始める。またそういった遊びに感化されてマネして食べてしまう。
  • その日一番おいしかった物を最後に一押しで注文してしまう。

一方で天野氏と湯山さんは「まずはガリから」と慌てることなくガリを口にする。これには浅野先生も「お寿司屋さんでの食物繊維はほとんどガリくらいしかない。食物繊維が含まれるガリを最初に食べることで糖質や脂質の吸収を抑えられる」とお褒めの言葉。

そして4人の共通点も発覚「4人ともよく噛んで食べていない」。これにも浅野先生からコメントが。「かまない原因は酢飯のせいもある。酢飯は味がしっかりついている。味が濃いものを口に入れるとすぐに飲み込んでしまうというのは人間の反射行動」なのだとか。にしてもよく噛まないのはダメなこと。

はたして4人はどれだけ食べたのか。

  • 天野氏  1530キロカロリー(10皿)
  • 湯山さん 1930キロカロリー(13皿)
  • バービー 2030キロカロリー(14皿)
  • 関氏   3400キロカロリー(21皿)

自身が「どのダメダメ脳タイプ」かを知る

加藤先生が4人の行動をもとにそれぞれを4つのダメダメ脳タイプに分類。

【欲望むき出し型】関氏

いきなり3皿とるなど目の前の視覚刺激にすぐ手を出す。おいしそうなものがあると無意識で食べ過ぎてしまう超危険型。見ると欲しくなっちゃうタイプ。

【欲しがり型】バービー

他の人が食べているをの見るとつられて欲しくなってしまう。周りに感染しやすい。損したくない!他人の物でも手に入れたいとすぐに思ってしまうタイプ。

【自分ルール型】湯山さん

記憶とか過去の体験に依存しやすいタイプ。過去の良かったことに縛られ逆に失敗を恐れすぎるため自分のルールにこだわって行動する。おなかがいっぱいになっても「シメで○○を」みたいについ食べ過ぎてしまう。

【情報奴隷型】天野氏

店長おすすめなど場内アナウンスがあるとそれに飛びつく。うんちくがあると飛びついてしまうタイプ。知識を増やすことに必死。耳から入る情報に弱く何でも食べてしまう。買う気はないのに店員さんからおすすめされるとつい買ってしまうというのはこのタイプ。

 ビュッフェスタイルでのダメダメ行動

続いて一行が入ったのはビュッフェスタイルのお店。和食・洋食・中華・手作りデザートが食べ放題。こんどはこちらお店でおデブ行動を見ていきます。ここでメンバーが関氏から同じ欲望むき出し型とみられる女優の信江 勇さんに代わります。

まず浅野先生から。「ビュッフェスタイルでは料理の取り方がポイント。多くの食材を摂ることができるので健康的な食事ができる一方、取り方を間違えると信じられない食べ過ぎ行動を招く」。

4人が見せてくれたダメダメ行動は以下の通り。

  • 一番大きいお皿を店員さんに要求。一度にもりもりに盛るつもりの欲しがり屋バービー。
  • 野菜は要らないと炭水化物ばかり集めている信江さん。ピザに至ってはあるだけまとめ取り。
  • 自分ルール型の湯山さんはアルコールコーナーで赤ワインやウォッカなど3種類をグラスに注いでいる。それを見た欲しがり型のバービーもつられてウォッカをキープ。
  • アイスでシメに入る湯山さん。甘い物の過剰摂取はお酒が原因。肝臓でアルコールの分解をする際体内の糖が使われるので甘いものが欲しくなる傾向がある。

さて、食べ方でもこんな指摘が。

  • バービーと信江さんは炭水化物だらけ。
  • 湯山さんは茶色だらけ。
  • 天野氏はきれいに盛り付けられてはいるもののやはり炭水化物が多め。
  • 食べる順では4人そろって麺類スタート。

大きな皿を使うと無意識に食べ過ぎる原因に。同じ量を取り分けてもお皿が大きいと料理が少なく見えてしまい、盛る量が多めになってしまうのでコレはダメ。また、甘いものが食べたいときはナッツを摂るのが有効。硬いナッツは噛む回数が増えるので満腹感がアップする。

一方でまたもや褒められていた天野氏。情報奴隷型の天野氏はまずは店内をゆっくり2~3周。何も食べることなく事前にデザートコーナーもゆっくり吟味。「おなかの状態に合わせて何があるのか先に見ておく。そうしないと食べ終わった後にデザートが食べられないなんてことになりかねない」。さらに取り分けてきた料理も野菜が入っていて高評価。

しかし4人共通の麺類スタートは噛まずに飲み込めるので早食いになる食べ方でバツ。健康な噛む回数は約30回だが噛む回数が少なくなってしまう。よく噛むと満腹中枢が刺激されてより少ない量で満腹感が得られ噛む回数を1.5倍~2倍に増やすと食事量が1割減ったというデータもある。炭水化物を大量に摂ると中性脂肪が増加し肥満につながる可能性があるがベジタブルファーストにすれば食物繊維が脂質や糖質の吸収を抑える働きがあるのでたくさん食べたい時ほどそうしたほうがよい。

さて4人はここではどれだけ食べたのか。

  • 天野氏  1367キロカロリー
  • 湯山さん 2736キロカロリー
  • バービー 2471キロカロリー
  • 信江さん 4263キロカロリー

浅野先生は食べ過ぎない食べ方としてサラダ・スープ・タンパク質・牛肉・炭水化物を入れると満足度も上がるとおすすめしていました。

脳科学者:加藤先生の出したタイプ別処方箋は

【情報奴隷型】の場食べ過ぎ撃退法

  • 情報奴隷型の天野氏は情報より自分の感覚で腹八分目を超えたら他の情報を入れると良い。店内の音楽を口ずさむと食べ物以外の情報で遮断できる。

【欲しがり型】の食べ過ぎ撃退法

  • よく食べる人と行くとつられてしまうのでやせている人と食事に行く。先生によると太った人の写真と標準体重の人の写真を見ながら食べると太った人の写真を見た方が食事量が2倍になったというデータも。

【欲望むき出し型】の食べ過ぎ撃退法

  • 一人しりとりをして欲求を抑え無意識に沸いてくる食欲を紛らわす。

【自分ルール型】の食べ過ぎ撃退法

  • 食べる料理をヘルシーなものにする。ナッツやチーズがおすすめ。

まとめ

  • ビュッフェスタイルでの食事では自分自身のタイプを知り、自身のタイプに合った食べ方をすることで食べ過ぎを防止する。
  • たくさん食べたい時ほどベジタブルファーストを心がけよ。
  • よく噛むことで満腹感が得られやすくなるので食欲をおさえられる。
  • お酒を飲むと抑が食欲の抑制が効かなくなるのと、体の仕組みとして甘いものが欲しくなるので飲酒の量はほどほどに。

さて今日のタイプ分け、あなたは何型でしたか?管理人は欲望むき出し型の傾向があるかも知れません。それにしても今回のメンバーのキャイーン天野氏、料理に詳しいだけあって他の方と違ってさすがと思わせる部分が目立ちましたね。今回の記事が何かの役に立てれば幸いです。