外国人がカッコよく足を組んでいる姿って容易に思い浮かべられますよね。実際にアメリカの歴代大統領やカナダ、イギリスといった欧米の要人らは日本の要人と会談する時に足を組んでいることが多いです。反対に日本の総理大臣らはそういう時絶対に足を組んでいません。私たちは足を組むって行儀が悪い事って思いますよね。外国人は行儀が悪いのでしょうか?TBS系列「この差って何ですか?」で足組みのマナーについて解説していました。
欧米では足を組むほうがマナーが良い
教えててくれたのはマナー講師の岩下宣子さん。
「日本では足を組むことはお行儀が悪い、横柄も見える、ということで人と話をするときはやらないように言われていますが反対に欧米では足を組んだ方が良いマナーとされている。」
日本人はそもそも着物を着ていたために足を組むと「はだけてしまってだらしなく見える」という理由から足を組むことはマナーが悪いとされてきた。
なぜ外国では足を組むことが良いマナーなのか
岩下先生によると「足を組むことで”私はあなたに歯向かいません”つまり攻撃しませんのアピールになる」から良いマナー。外国ではその昔、敵対する相手国との交渉の場で対談するときに、お互い足を組んでいた。いつ襲われるか分からないような状況下で敢えて足を組むという事は、すぐに起き上がれない状況を自らが作っているという事。これが転じ「あなたを襲いません、攻撃しません、あなたに心を開いています」のボディーランゲージとなっていた。
足の組み方によってもマナーに差が生まれる
相手が自分の右にいる場合、右足を上に足を組むのがよいのか、左足を上に組むのがよいのか。これは後者の左足を上に組むのが良いマナーとなる。つまり自然に相手側に身体が向くように足を組むのが良いマナー。
まとめ
- 欧米では対談の際、足を組んだ方がマナーが良いとされている。
- 相手に向き合うかたちになるように足を組むのが良いマナー。
管理人の住む田舎町では子供のころには外国人なんてほとんど目にすることがありませんでしたが今では普通に街中、お店の中などで見かけます。文化の違いマナーの違いは思わぬ摩擦のもとになったりしますので、こういうことは覚えておくとよさそうですね。